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大和の昔話 第十八話(大和郡山市)

神社仏閣や遺蹟など歴史が深い世界には、由来、伝説、昔話など色々あります。
幼い頃に毎週放送されていた昔話が大好きでした。
昔の人たちの考え方、捉え方などを感じさせてくれる大切なお話だと思っています。

色々な参考資料をもとに写真と共にお伝えしていきたいと考えています。
では第十八話をお話しさせていただきます。

源九郎狐

大和郡山市洞泉寺には日本三大稲荷のひとつと言われる源九郎稲荷社という神社があり、源九郎狐はこの神様の使い者だとされています。

源九郎というと、源九郎義経のことですが、義経千本桜というお芝居に出てくる狐忠信は、この稲荷の化身であったが、義経が奥羽へ下るとき、源九郎の名を贈って別れたのだと言い伝えています。

この源九郎狐は、郡山のお殿様の使い者であったといいます。徳川・豊臣の合戦のとき、スパイとして活動し、徳川方に有利な情報を知らせていましたが、ついに豊臣方のために毒殺されてしまいました。のち、郡山のお殿様はこれを不憫に思い、城下の洞泉寺境内に祀って今に伝えたのだといいます。

源九郎狐には別の昔話や童謡もあったりします。またお話させていただきます。
~大和郡山市・源九郎稲荷神社

写真・源九郎稲荷神社 社務所前

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